バーレーン王国大使館

大使館ニュース

2012年9月4日(火): 笹川平和財団主催講演「グローバル・エネルギーの動向と発展」

元米国エネルギー省副長官のウィリアム・マーティン氏を迎えた講演にバーレーン王国大使館からハリール・ハッサン大使が出席しました。マーティン氏はロナルド・レーガン政権下でエネルギー省副長官、大統領特別補佐官を務め、その後も最近まで米エネルギー省原子力諮問委員会・委員長を務めたエネルギー問題の専門家で、福島第一原子力発電所の事故以降、エネルギー安全保障の問題は日本国内のみならず、海外でも多くの国民が更に切実に電力需給の問題を考えるようになったと言明しました。マーティン氏は2100年に100億人もの人口に到達する人類全体が必要とするエネルギーは一体どれほどのものなのかを述べ、このような問いを見据えた上で、クリーンで安全なエネルギー獲得のための多様なエネルギー・ミックスの必要性や、日本や米国などの先進国が最新技術を用いて今日よりもさらに安全で再生可能なエネルギーの確保し、世界エネルギー需給の安定を目指す責任について議論が行われました。