国民議会は、評議院と代議院の二院で構成されています。評議院は、国王の勅命によって任命された40名の議員が所属するものです。代議院は、直接・秘密選挙で選出された40名の議員が所属するものです。
評議院議員になるには、バーレーン国籍とその公民権を完全に持っている満35歳以上でなければなりません。加えて豊富な経験を有するか、または国家国民に対して顕著な功績を示した者が国王によって任命されるものです。 評議院議員の任期は4年で、任期満了後に再任されることもあります。
代議院議員になるには、バーレーン国籍とその公民権を完全に有している上、選挙日時点で満30歳以上でなければなりません。さらに、アラビア語を流暢に読み書きできる者、と憲法に規定されています。
代議院には、立法法務委員会、外務国防安全保障委員会、財務経済問題委員会、公務委員会、公共資産環境委員会の5つの常任委員会が設けられている他、案件ごとに必要に応じて、特別委員会が設けられます。
2006年の選挙について
2006年11月25日の国民議会代議院総選挙は、国内を40の小選挙区に分けて行われました。第1回投票で30の議席が、12月2日の第2回投票で残り10議席が決定しました。この結果、女性議員が1名選出されました。
小選挙区の内訳は、首都1~8区、中央1~9区、ムハッラク1~8区、北部1~9区、南部1~6区です。
この総選挙と同時に、統一地方選挙も実施され、首都行政区、ムハッラク行政区、中央行政区、北部行政区、南部行政区のそれぞれ定数10の議会の、全部で50議席が争われました。行政区長は任命制です。