バーレーン王国大使館

基本情報

概要

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バーレーン王国は、アラビア湾沿岸のほぼ中央のアラビア半島沿いに位置する、40もの島々でできている島国です。国土の総面積は720平方キロメートルで、奄美大島とほぼ同じ大きさです。バーレーンの最大の島は南北に48キロ、東西に16キロのバーレーン島で、国土の約85パーセントを占め、首都マナマもここにあります。他に、カタール沿岸近くにあるハワール群島、砂漠の島ウンム・ナサン島、バーレーン島と橋で結ばれていて多くの人が住んでいるムハッラク島、同じくバーレーン島と橋で結ばれていて工業地帯となっているシトラ島、そして多くの小島やサンゴ礁がバーレーンの国土を形成しています。

バーレーンは平坦で、バーレーン島の西部にある最も高いドゥーカン山でも標高137メートルに過ぎません。その国土は、大部分が石灰岩の岩盤でできています。国土は高度に発展した都市部から、北部の耕作地帯、南東部の砂漠地帯まで様々な様相がみられます。北部では、園芸や農作物の栽培が盛んに行われていますが、問題は水です。水は、井戸や海水淡水化プラントから供給されています。農園ではナツメヤシやアーモンド、ザクロ、イチジク、柑橘系の果物や様々な野菜が実ります。

バーレーンの気候は、冬は気温が下がりわずかに雨が降りますが、夏は湿度が高く、非常に高温になります。冬の季節は12月から2月まで、もっとも寒いのは北西の風が吹く1月です。それでも最低気温は10度を下回ることはありません。3月から5月まで、そして10月と11月は暖かく乾燥した日々が続き、穏やかな日差しの下、心地よい風が吹き渡ります。6月から9月は夏季に入り、平均気温は38度から42度、湿度は67パーセントから82パーセントにまで上がります。

バーレーンは紀元前6千年頃まで、アラビア半島と地続きでした。その後自然の力によって、島として分離したのです。しかし1986年、全長25キロのキングファハド海上道路によって、バーレーンは再びアラビア半島とつながったのです。現在はカタールとの間に、世界最長となる全長45キロの海上道路建設計画も進行中です。

2004年にはバーレーン国際サーキットで、中東で初めてのフォーミュラ1の自動車レースが開催されました。また、総合金融センターとなるフィナンシャル・ハーバーの建設も進むほか、高度医療保健センターや、「エデンの園」があったとの伝説もある常夏の楽園の利を生かしたリゾート開発も盛んに行われています。

国旗、国章

国旗・国章

国旗―赤は伝統的にアラビア湾岸の国々の国旗に使われる色である。白いギザギザの5つの頂点は、イスラム教の五行を表す。
国章―国旗が盾の形になったものが中央にあり、その周りを月桂樹の葉が囲んでいる。

地理

首都:マナマ
面積:767平方キロメートル

国民

人口:約1,318,000人(2012年、世界銀行)
言語:アラビア語。英語も幅広く通じる

宗教

人口の85%がイスラム教だが、信仰の自由が認められている。ほかにヒンズー教、ゾロアスター教、ユダヤ教、仏教、キリスト教など